匝瑳市議会 > 2021-12-16 >
12月16日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2021-12-16
    12月16日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 3年 12月 定例会          匝瑳市議会令和3年12月定例会議事日程(第14日)                     12月16日(木曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問   9番 武田光由君  15番 苅谷進一君3 散会---------------------------------------出席議員(17名)     議長  石田勝一君       副議長  平山政利君     1番  宮内康幸君        2番  都祭広一君     3番  増田正義君        4番  椿 日出男君     6番  林 明敏君        7番  山崎 等君     8番  行木光一君        9番  武田光由君    10番  小川博之君       11番  石田加代君    12番  浅野勝義君       13番  栗田剛一君    14番  佐藤 悟君       15番  苅谷進一君    16番  田村明美君       18番  欠員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    次長          江波戸英樹 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大木恒一君 企画課長        林 雅之君   総務課長        布施昌英君 財政課長        大川純一君   税務課長        塚本 優君 市民課長        山崎利男君   環境生活課長      鎌形 健君 福祉課長        畔蒜稔行君   高齢者支援課長     篠塚智子君 市民病院事務局長    太田和広君   教育委員会教育長    二村好美君 教育委員会学校教育課長 矢澤敏和君   教育委員会生涯学習課長 林 鉄也君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより、12月15日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。---------------------------------------一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、12月15日に引き続きまして、一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、武田光由君の登壇を求めます。 武田光由君。     〔9番武田光由君登壇〕 ◆9番(武田光由君) おはようございます。公明党の武田光由でございます。さきに通告しております内容に従いまして、一般質問をさせていただきます。 初めに、在宅医療者医療的ケア児に対する災害時の対応についてお伺いいたします。 在宅医療者医療的ケア児は、人工呼吸器やたんの吸引、胃ろうなど、生きる上で欠かせないケアを受けながら生活しております。医療のケアとともに日常の食事、排せつ、入浴などの看護を一身に担っている御家族の負担は大変に大きいものと推察されます。そのような状況下で万が一災害に遭った場合など、非常事態に対する対応について多くの不安を抱えておられます。市としてこの在宅医療者医療的ケア児を災害時に孤立させない体制を整えていくことは重要と考えます。 そこで、1点目に、福祉避難所の現状について。 匝瑳市地域防災計画では、災害時に福祉避難所として開設していただくよう施設等と協定を結んでおられるとお聞きしておりますが、福祉避難所の施設数と具体的な協定内容についてお伺いいたします。 2点目に、在宅医療者医療的ケア児が避難できる場所の確保について。 匝瑳市が現在想定している福祉避難所とは、主に高齢者等を想定されており、その方々は特別養護老人ホーム等に避難できるのではないかと推察されます。しかし、在宅医療者医療的ケア児については、本人と共に家族が安心して看護できる場所の確保が必要であり、現在そのような避難所はないのではないかと認識しています。 匝瑳市においては、ホテルなど宿泊施設が少ない現状ではありますが、ぜひ災害時の協定を結んでいただき、医療的ケアを必要とされる方々が安心して避難できる場所を確保すべきと考えます。見解をお伺いいたします。 3点目に、孤立させない仕組みづくりについて。 日頃から医療的ケア児等の健康を一身に担っておられる家族にとって、突然の停電や浸水など災害に遭った場合、どこに連絡をすればいいのか、どこから連絡が来るのか明確になっていることが重要と考えます。匝瑳市において、医療的ケア児等コーディネーターが動き出していることもあり、家族の相談窓口となることを期待しております。 しかし、そのコーディネーター医療的ケア児等を災害から守るため、情報を持っていなければ当事者の相談に答えることはできません。いざというときに的確に情報を伝達できるよう、医療・福祉の連携を密にして、安心して避難できる仕組みづくりをつくるべきと考えます。見解をお伺いいたします。 次に、多文化共生の観点から見た災害時における外国人住民への支援体制についてお伺いいたします。 大きな地震が来るのではないかと不安になっている方も、少なからずいらっしゃることでしょう。また、ここ数年、台風や停滞前線による水害が各地で多発しております。被害に遭った地域では大変な状況に見舞われており、避難勧告避難指示が出ても、3密を避けるため避難施設受入れ人数を減らさざるを得なくなり、避難施設に入れない方もいたようです。また、地震による災害がいつ起こってもおかしくない状況にあります。 そうした中、各地域に共通することですが、災害時の外国人住民に対する支援対策が進んでいる自治体と、まだまだ不完全である自治体と分かれております。過去に大きな災害を経験した自治体は、その必要性を十分認識して対応を進めています。一方、大きな災害を経験していない自治体においては、外国人住民に対する支援策を認識しているものの、まだ手つかずの自治体が多いのではないでしょうか。本市においても、積極的に外国人住民に対する支援策を進めていただきたいと思います。 今後、南海トラフ地震都市直下型地震の発生も予想される中、被災者支援及び防災への取組の充実が近々の課題となっています。被災者支援の実施に当たっては、その人の特性に応じた配慮が重要とされます。とりわけ在留外国人は、言語、文化の違いなどから情報が適切に伝わらず、必要な支援、資源にアクセスできない可能性が考えられます。 また、一般的に在留外国人は、既存の地域コミュニティから孤立しがちな存在です。災害時の混乱した状況の中で、平常時以上に地域コミュニティから孤立する可能性もあります。さらに、災害の知識が少なかったり、避難情報支援情報が伝わらなかったりすることで、災害発生以降、倒壊などの二次災害のおそれがある住環境下で生活している可能性もあります。 また、支援へのアクセスのしにくさにより、水や衣類など、衛生面に不安を抱えた生活を余儀なくされるおそれもあります。それは生活の質の問題にとどまらず、命を脅かす深刻な問題であると言えるでしょう。 1995年に発生した阪神・淡路大震災では、外国人の死亡率は日本人の死亡率の1.5倍以上という研究報告もあります。また、災害時における外国人支援の状況では、混乱した状況の中で、彼らの存在やニーズへの視点が向けられにくい、公共の避難所ではない場に避難しているため支援が届きにくい、多言語支援など備えはしているものの活用し切れていないなど考えられます。 また、外国人と一概に言っても、国籍はどこか、在留資格は何か、独身か既婚か、単身か家族と同居しているのか、在留期間は何年か、日本語が理解できているのかなど、各人の状況は全く異なります。私たちが外国に行って災害に遭った場合、同じように心細くなり、日本語の分かる知り合いを頼ることになるでしょう。 そこで、2点お伺いいたします。 1点目に、外国人住民に対して、災害時における防災行政無線以外の情報提供体制はどのようになっているのか、お伺いします。 2点目に、外国人住民旅行者等に対する災害時の避難計画や、避難施設における支援指針策定の考えはないのか、お伺いいたします。 次に、eスポーツの振興についてお伺いいたします。 近年、コンピューターゲームの対戦で、eスポーツが地域ににぎわいを生む取組として、自治体による地域振興の一環として注目されてきています。電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指し、コンピューターゲームビデオゲームなどを使った対戦型スポーツ競技のことです。アメリカや中国、韓国などのアジア圏では、日本以上にeスポーツが盛んであり、日本国内ではまだ認知度や盛り上がりの面で世界から後れを取っているものの、国内でも機運が盛り上がり始めています。 例えば、2019年には茨城国体eスポーツ大会が開催、2020年東京オリンピック・パラリンピックでのeスポーツの大会開催を訴える国内超党派議員連盟が発足しました。2022年に開催のアジア競技大会ではeスポーツが公式種目に決定、2024年開催パリのオリンピックeスポーツを正式種目として採用が検討中であります。 このようにeスポーツはゲームという枠組みを超えた競技大会として捉えられており、世界の動きに合わせて国内でも注目を集めているところです。また、eスポーツ市場の規模は平成30年に約48億円と一気に前年比13倍に拡大したとの統計もあり、今後の規模の拡大が期待されています。 こうした動きに着目した先進的な自治体では、特に少子化に悩む地方で、若者を誘致する取組として、さらに地域振興の一環としてeスポーツを生かしております。例えば、大分県別府市で、温泉を前面に打ち出したeスポーツのイベントで若者に別府温泉をアピール、神戸市では、近年の人口減少で若者に選ばれるまちとして、eスポーツなら神戸として力を入れ始めイベントの誘致を実施するなど、その手法は様々であります。多くの自治体に注目されているeスポーツを生かした地域振興について、当市の認識についてお伺いいたします。 自治体のeスポーツへの関わり方には、現在、イベント主催が主であるように見受けられます。集客やにぎわいづくりでも期待できる効果はあると思いますが、一過性のものではなく、継続的で、また他の分野にも波及効果が得られるよう、計画的で主体的な自治体としての姿勢が求められると考えます。今後、新しいスポーツであるeスポーツに対する当市の関わり方について見解をお伺いいたします。 次に、匝瑳市育英資金貸付制度についてお伺いします。 公明党青年委員会で、全国の若者を中心に、3月16日から政策アンケート調査を実施しました。4月18日の中間報告では、回答数約53万件のうち7万4,000人の若者から奨学金に対する返還支援の声が大きく、コロナ禍の中でアルバイトや内定取消し、就職ができずに卒業した人など、苦しい経済状況がうかがえる結果となっています。公明党は、経済的に苦しい方への奨学金減額返還猶予を求める緊急提言を文部科学大臣に提出し、若者の声を届けたところであります。 そこで、匝瑳市においても返済に苦しんでいる方がおられるんではないかという観点から、匝瑳市育英資金貸付制度についてお伺いします。 1点目に、匝瑳市育英資金貸付制度を利用されている方の人数と返済状況についてお伺いします。 2点目に、現在、匝瑳市では、返済が難しくなった方が相談に来られた場合、月ごとの返済金の減額や期間の猶予など、丁寧に相談に応じてくださっているとお聞きしております。しかし、コロナ禍の中、これまで以上に返済が厳しくなっている方が増えているのではないかと懸念されます。相談に来る方を待っているのではなく、返済の相談に応じていくことを積極的にお知らせし、安心感を持っていただくことが重要ではないでしょうか。見解をお伺いいたします。 最後に、小・中学校の入学式における学校長のいじめ宣言についてお伺いします。 平成24年、大津市でいじめを受け、中学2年生の男子生徒が自殺をする事件をきっかけにいじめ防止対策推進法が成立し、いじめが法的に位置づけられました。当時、自殺した生徒のお父さんは、息子が今生きている子どもたちを助けるために命がけでつくった法律だと思っていると涙ながらに語ったと伺いました。平成25年にいじめ防止対策推進法施行の制定を受けてということで、絶対に卑劣ないじめはなくしていかなくてはいけない、本市でどのように取り組んでいるのか。 公明党の下野六太参議院議員は、30年間中学校の体育の教師を経て、現在、参議院議員になっているわけですが、いじめについての話の中で、集団があれば必ずと言っていいほどそこにはいじめが発生する、発生は仕方ないとの考えが当たり前のように思われるが、教育委員会を含めていじめ問題の考え方、捉え方に問題があるのではないかと思っていると話をされました。 自身の著書で、いじめの問題に対しての対策や目標の設定の仕方について、いじめがない状態は当たり前、普通のことであり、目標に掲げるものではない。思いやりや親切な言葉と行動がある状態こそ望ましい、プラスの状態であるとされています。いじめ防止対策推進法の施行がされましたが、全国的にはいじめによる自殺が減らないという悲しい状況があります。 そこで、当市においても様々な取組をされておりますが、校長先生が小・中学校の入学式の挨拶の中で、必ずいじめはいじられる側は問題ない、いじめる側が100%悪い、我が学校ではいじめは絶対許さないと決意を込めて宣言するようにしてはいかがでしょうか。教育長の所見をお伺いします。 以上で私の登壇質問を終えます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君の登壇質問が終わりました。 武田光由君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。 それでは、ただいまの武田議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、福祉避難所の現状についてのお尋ねでございますが、本市では、一般の避難所では生活することが困難な高齢者や障害者等の要配慮者を受け入れる福祉避難所として、現在、高齢者施設10か所、障害者施設7か所、特別支援学校1か所の合計18か所の施設と協定を締結しております。 協定の具体的な内容といたしましては、災害発生時の受入れ要請手続から、受入れ期間、物資の提供、費用負担、秘密保持のほか、協定の有効期間等について定めております。 次に、災害時に在宅医療者医療的ケア児が避難できる場所の確保についてのお尋ねでございますが、現在、協定を締結している福祉避難所のうち、非常用電源設備を備えている障害者用福祉避難所は、市内には八日市場特別支援学校の1か所のみとなります。 議員御指摘のように、緊急時における在宅医療者医療的ケア児とその御家族が安心して避難できる場所の確保に向け、今後、関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。 次に、孤立させないための仕組みづくりについてのお尋ねでございますが、医療的ケア児等コーディネーターにつきましては、医療的ケア児等が日常生活を営むために必要なサービスを総合的に調整し、関係機関医療的ケア児とその家族をつなぐ役割を担っております。 本市では、市内の法人施設に医療的ケア児等コーディネーター2名が配置されており、市の福祉課、健康管理課のほか関係機関と連携をし、医療的ケア児等生活サポートを行っているところでございます。 議員御指摘のように、医療的ケア児等、そしてその御家族が災害時等の緊急時に安全かつ速やかに避難するための取組として、コーディネーターに御協力いただく必要があるものと考えております。このため、まず市の避難所情報等の共有を図れるよう、今後、医療的ケア児等コーディネーター及び関係機関等と協議をしてまいります。 次に、災害時における防災行政無線以外の情報提供についてのお尋ねでございますが、市では防災行政無線以外の災害時の情報伝達手段といたしましては、市ホームページ市公式ツイッター緊急速報メールなどにより、迅速かつ適切な情報提供に努めているところでございます。 このうち外国人住民に向けた情報提供といたしましては、市ホームページの中で自動翻訳機能により災害に関する情報を6か国言語で提供するとともに、多言語に対応した災害情報提供アプリの情報を掲載し、積極的な活用について周知を図っているところでございます。 また、災害時に的確な行動を取るためには平時の備えが重要となりますので、本市に転入される外国人に対しましては、転入手続の際に災害から身を守るためのポイントや防災情報について、多言語で説明している防災冊子を配布しております。多様な外国人住民が地域の中で安全・安心に暮らしていくためには、多言語による防災情報の提供は重要な課題であると認識しておりますので、今後、効果的な提供方法について、さらに研究してまいりたいと考えております。 次に、災害時の避難計画避難施設における支援指針策定についてのお尋ねでございますが、本市では匝瑳市地域防災計画を基本として、関係計画と各種マニュアルに基づいて災害対応に当たることとしております。日本語の理解が十分でない外国人の方々につきましては、匝瑳市地域防災計画において要配慮者として位置づけており、災害時に円滑に避難ができるよう、避難所や避難標識等の表示板について英語で併記しているところであります。 また、避難所における外国人支援につきましては、避難所運営マニュアルに基づき対応しておりますが、日頃から県国際交流協会ボランティア団体等関係機関と連携し、通訳ボランティア等の協力を得ながら、必要とする支援を提供できるよう体制整備に努めております。 なお、現段階では新たに支援指針を策定する予定はございませんが、災害時に外国人に対して必要となる配慮は言葉だけではなく、食事、文化、生活習慣など多岐にわたることから、まずは外国人の不安を軽減する支援策について、先進自治体の取組などを研究させていただきました上で、必要に応じて匝瑳市地域防災計画及び避難所運営マニュアルを改正し、適切に対応してまいりたいと考えております。 次に、eスポーツを生かした地域振興の認識についてのお尋ねでございますが、eスポーツは近年、世界的に大変な盛り上がりを見せ、その市場規模も拡大をしております。 議員御指摘のように、多くの参加者や観戦者があるeスポーツイベントでの情報発信は、本市の交流人口の拡大や観光等の振興に寄与し、地域の活性化につながることが期待できるものと認識をしております。 次に、eスポーツに対する市としての関わり方についてのお尋ねでございますが、eスポーツは年齢、性別、住んでいる地域を問わず誰もが参加でき、また障害のある方であっても自らの能力を発揮し活躍できる場が広がることから、障害者の社会参加につながる側面もあるものと考えております。 なお、eスポーツにつきましては、行政の関わりとして新たな分野になるものとなることから、今後、先進事例を参考に調査研究をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては教育長から御答弁を申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、育英資金についてといじめ宣言についてお答えいたします。 初めに、育英資金貸付状況ですが、令和3年度は貸付対象者18名に対し貸付けを行っており、月額の貸付総額は54万円であります。 また、育英資金の返還に関する実績としましては、令和3年10月末時点で124名の方が返還中で、貸付金残額は7,627万1,880円でございます。 育英資金返還猶予につきましては、進学等による猶予のほか、昨年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2件の返還猶予を行っております。本年度も新型コロナウイルスによる影響を考慮し、昨年同様、個別の収入状況等に応じた柔軟な対応を行うこととしております。特に新規貸付時の通知においては、返還猶予に係る相談を随時受け付ける旨の内容を盛り込み、制度利用者に広く周知を図ってまいりたいと考えております。 次に、小・中学校の入学式における学校長のいじめ防止宣言についてのお尋ねでございますが、現在、小・中学校の入学式において、校長が特別にいじめ防止宣言という形で話をすることは行っておりませんが、式辞の中で豊かな心を育むための学校教育目標について触れたり、友達同士仲よくすること、上級生は下級生に優しく親切に接すること等について触れるなど、児童生徒が安心して学校生活を送れるよう話をしている状況です。 相手の立場に立って考えたり気持ちを酌み取ったりすること、友達への声かけに温かい言葉を使うこと、お互いに違いを認め合い励まし合うことなどについて、分かりやすい言葉で児童生徒に伝えておりますが、いずれにいたしましても、いじめをしてはいけない、いじめは絶対に許さないとの思いを、発達段階に応じて児童生徒にしっかりと伝えていくことは大変重要であると考えます。入学に当たり、児童生徒はもちろんのこと、保護者の皆様にとっても安心していただける式辞となるよう、十分に配慮してまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 私からは、育英資金について、教育長答弁に補足してお答えさせていただきます。 育英資金の制度は高等学校から利用できるため、対象となる中学3年生の保護者への制度案内や市ホームページによる周知を図っているところであります。 また、育英資金の返還に関する実績としましては、令和3年10月末時点で、匝瑳市育英資金貸付条例第11条に基づき、卒業後に返還中の方が118名で貸付金の残高は7,379万2,380円であります。このうち、月賦による方が69名、半年賦による方が34名、年賦による方が14名で、本年度、一括返金された方は1名でありました。 次に、条例第12条に規定する退学等による返還者は6名おりまして、貸付金残高は247万9,500円であります。 次に、条例第14条に基づく返還猶予ですが、令和3年度において、進学による猶予が1件であります。 本年度も引き続き新型コロナウイルスによる社会情勢の変化を考慮し、返還猶予や返還回数の調整など、個別の収入状況等に応じた柔軟な対応を行う方針であります。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) それでは、順次質問させていただきます。 最初に、災害対策ということで、在宅医療者医療的ケア児が避難できる場所ということで、今答弁ありました関係課及び関係機関と協議するということであります。こういった施設がなかなかないのが現状ではないかと思います。ぜひどこに逃げることができるのか、避難できるのかというしっかり施設を見つけていただいて、早急に災害協定等を結んでいただきたいと思いますので、これは要望いたします。 それで、孤立させないという、どこに逃げたらいいんだということで、情報提供できる災害時のマニュアルの作成なんですけれども、兵庫県や石川県で医療的ケア児に対する災害時のマニュアルを作成し、それぞれの家族に配布しているということなんです。緊急連絡先かかりつけ医の病院、子どもの医療ケア児の状況を記入しておくことで、いざというときに安心できる有効なものと考えます。匝瑳市においても、この災害時のマニュアルを作るべきだと思うんですけれども、見解をお伺いいたします。 ○議長(石田勝一君) 畔蒜福祉課長。 ◎福祉課長(畔蒜稔行君) それでは、ただいまの武田議員の御質問にお答えいたします。 医療的ケア児の避難マニュアルを作成するべきだというお話伺いましたので、今後、先進自治体の事例を参考に調査研究いたしたいと思っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) 災害のことなものですから、そういった本当に医療的ケア児が、その家族が、その場所で取り残されてしまう可能性があるので、確かに先進的なこともあるんですけれども、やっぱりまた違った事業とは別ですので、これ場所の確保から始めるんですけれども、コーディネーターの方が2人いらっしゃるので、家族、子どもの状況を踏まえて、病院に避難するなり、またはかかりつけ医に避難できるとか、また施設に発電設備があるところに避難するとか、早急に対応を調査研究していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それと、仮に災害で停電になったときに、発電機が必要になるんではないかなと思います。発電機がないと人工呼吸器やたんの吸引、命に関わることだと思いますので、発電機の購入の助成ができないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 畔蒜福祉課長。 ◎福祉課長(畔蒜稔行君) ただいまの武田議員の御質問にお答えいたします。 障害者が日常生活において必要である生活用具に対する補助制度といたしましては、国の日常生活用具給付事業の補助制度がございます。この事業の補助対象について国に確認いたしましたところ、障害者が日常生活において必要である生活用具であれば、発電機も補助対象となるという回答をいただいております。 以上でございます。
    ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) 今、国のほうに情報をいただいたということであります。なかなか生活用具として発電機を買うのに助成をもらえるという、その制度も知っている家庭、知らない家庭あると思いますので、その辺の周知徹底をしっかりしていただきたいと思います。 次に移ります。 災害時における外国人住民へのことなんですけれども、言葉の分からない外国人住民に対して、易しい日本語やピクトグラム等を利用して情報を提供することは考えられないか、お伺いいたします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの武田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 避難所において、必要な情報を外国人にも分かりやすく伝えることは非常に重要であると考えております。 現状におきましては、避難所において、日本語の理解が十分でない外国人と意思疎通を図るための手段としては、伝えたいことを指さしで示していただくコミュニケーション支援ボード、こういったものを配備しておりますけれども、議員御提案の避難所の表示物を易しい日本語により表記することや案内にピクトグラムを使用することは、外国人だけではなく高齢者や子どもにとっても理解しやすい有用な情報表示になると考えられますので、具体的な表示方法について研究し、活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) この避難施設における外国人のことなんですけれども、日本語が分かる外国人住民を防災リーダーに育てられないか、その辺、見解をお伺いいたします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの武田議員の御質問にお答えさせていただきます。 災害時に多岐にわたる外国人への配慮を的確に行うためには、日本語を理解できる外国人住民に、避難所等において支援の担い手として活動していただくことも必要であると認識をしております。まずは先ほど申し上げました易しい日本語による表記など、外国人に対する支援の取組を充実させていただいた上で、外国人の防災リーダーの養成につきましては、先進地の取組を調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) 災害に対して、今回、医療的ケア児、医療を受けている方、また外国人の方、地域防災計画の中になかなか取り込むことができなかった項目かなという部分であります。本当にある意味、弱者をどう守っていくかということをしっかりやっていただきたいと思います。 次に、地域振興ということで、私はこの匝瑳市が何とか発展することを祈る一人であります。そういった意味でeスポーツを取り上げたわけですけれども、この地域振興について、企画課が中心に非常に苦労されていることかと思います。現在、地域振興対策として、今匝瑳市として、このことについては抜きん出ている、負けない、取り組んでいる、そういうことがあれば、こんなことも考えているんだということがあればお伺いいたします。 ○議長(石田勝一君) 林企画課長。 ◎企画課長(林雅之君) それでは、ただいまの議員の御質問にお答えいたします。 本市といたしまして、他市町村と抜きん出ている本市の特色のある地域資源を生かした地域振興といたしましては、例えば本市の伝統的な地域資源でございます植木を活用したにぎわいづくりの取組である植木まつり、あるいは国指定重要文化財飯高檀林跡周辺散歩、八日市場駅周辺を短時間で巡る文化と歴史、散歩などのおすすめ散歩ルートなどによる散歩のまち匝瑳の推進などがあるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) 地域振興なんですけれども、これ市長、最後お伺いしたいんですけれども、先日、3日に勇退されるということで、マニフェストの話もちょっと見させてもらいました。令和3年11月1日、ほぼマニフェストが大体達成したということであります。最後のページに、総括して進捗度総括ということで、約8割、9割がもう完全に達成できたものだと思います。しかしながら、なかなか地域振興、地域の発展というのは、目に見える形のものがなかなか見ることができないのかなということを思いました。 この地域振興に関して、銚子連絡道路の話も非常に重要かと思います。先日も病院の建設、私にとってはある意味、病院の再建ということかなと思いながら聞かせてもらっていたんですけれども、この辺あと残り僅かではありますけれども、その辺、地域振興、銚子連絡道路を活用しながら、決して言いっ放しでないと思うんです。次の市長もこの場にいるんじゃないかと私は思いますので、これは継続される事業かと思いますので、市長として銚子連絡道路の発展とともに、その辺の指示ができるのであれば一言いただければと、最後になってしまうのでいただければと思います。お願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 今、武田議員のほうから、私の引退に当たりましてマニフェストを用いた中でのやり残したこと、次の首長にやっていただきたいこと等についての考えはどのようなことになっておるのかというありがたい御質問に対しまして、お答えさせていただきたいと思います。 私のマニフェスト、九十数%の達成率ということで、私のマニフェストの基本目標でありますのが安心・安全、そして産業の振興、市民参加のまちづくりということであります。 最後の市民参加のまちづくりは、私は十分に私の力も発揮できたのかなというふうに思っておるところであります。 ただ、安心・安全の中で、特に市民の生命と財産、健康を守るということで、市民病院の再建ということを一番先に掲げさせていただいたわけでありますけれども、経営状況をその4年間の中で立て直した中で再考をするということで、ちょっと時間がかかってしまったわけでありますけれども、9月議会におきまして再建に向けて検討しろということで指令をしたところでありますので、私もこの任期のあと2か月半でありますけれども、しっかりと病院の再建について取り組んでいきたいと、いい形で再建することができるような形で取り組み、そしてまた引き継いでいただければありがたいなというふうに思っております。 そして、産業の振興ですけれども、立地条件とか環境とかあって、なかなか本市の場合は難しかったというふうに私は実感をしております。その中で、銚子連絡道路が令和5年に2つ目のインターチェンジが出来上がるということで、市内に5キロの距離が完成するということであります。 この銚子連絡道路、本市には3つのインターチェンジが予定されております。そのインターチェンジ周辺、本当に農振地域であるわけでありますけれども、その農振地域も、やはり土地というものを十分に勘案しながら、インターチェンジの周辺の開発ということを考えた場合には、産業立地ということを考えると非常に千載一遇のチャンスだというふうに私は思っております。ですから、連絡道路の工事の進捗に合わせて、インターチェンジの形が見える段階で、ぜひともその周辺を開発していきたいなというふうに思っております。 それで、先日の林議員の質問の中で、熊谷知事が来たときに要望させていただきました。そして、庁舎の中でも産業立地検討協議会というのを立ち上げました。というのは、それはインターチェンジ周辺の開発に向けて、ぜひ検討してもらいたいということで立ち上げさせていただきました。 その中で、できれば来年あたりからひとつ準備を進めていただきたいというような思いの中で、来年の予算で県と協力をして、調査費をぜひ私は来年の当初予算に盛っていただいて、そしてまた御可決をいただいて、それから県と協力してスタートしていただければありがたいなというふうに思っておりますので、その方向で今、当初予算の編成をしておりますので、また銚子連絡道のインターチェンジに関する千載一遇のチャンスの開発について、皆さん方からまた御意見をいただきながら進めていきたいというふうに思っております。 そのような形で次に引き継いでいただければ、次の方にしっかりと産業の発展ということでかじを取って、そして旗を振っていただければありがたいなというふうに思っておりますので、そのときにはぜひ議員の皆様方もお力をいただければ執行部のほうも大変ありがたいんじゃないかなというふうに思っております。 そのような中で引退をさせていただくわけでありますけれども、引退の挨拶はまた最終日に考えておりますので、ひとつそのときにまた御披露させていただきたいと思うんですけれども、私の今の思いは、次に託すのは病院と産業の発展ということをぜひお願いしたいというように思っております。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) ありがとうございます。産業立地協議会ということでもう立ち上げて、やらなければいけないことをやるということで、最後の最後で爪痕を残していただいてありがとうございます。 先日の3日の9月議会で取り上げましたゼロカーボンシティの宣言もしていただき、本当にありがとうございます。私、話す機会がここしかないものですから、この場をお借りして、大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。 次に移ります。 育英資金のことについてお伺いいたします。 育英資金については、利子のつかない、私、非常に有利なものだと思います。ある意味、もっともっと借りていただけるような見直しがあってもいいのかなという、もう長い間、同じ制度の中でやっていると思います。これを積極的に利用していただくために、条件の緩和等を含めて検討していただけないかと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの御質問にお答えいたします。 本市の育英資金の貸付制度は、近隣自治体の状況を踏まえ、高等学校で月額2万円、大学、専門学校で月額3万円を貸し付けておりまして、対象要件も収入要件や居住要件等、必要な基準に絞り、間口広く募集を行っているところでございます。したがいまして、現段階といたしましてはかなり緩和されている要件でございますので、今すぐに見直し云々は考えておりません。 しかしながら、議員おっしゃるように、利用者の増加のためには、現在の制度の積極的な周知の方法をさらに図っていく必要があると考えております。制度の趣旨、制度内容について、これから制度対象者となる中学3年生を中心に広く周知を図り、今後の制度活用を積極的に推進してまいりたいと、このように考えます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) ありがとうございます。利活用がしっかりできるように、よろしくお願いいたします。 次に、いじめについてお伺いします。 このいじめに関する調査は、学校としてどのようにして行っているのか。これはアンケートとか相談だとか、どのような累積件数になるのか、調査方法についてお伺いします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの武田議員の御質問にお答えします。 いじめに関する調査につきましては、各学校において毎月アンケートを取り、アンケートで上がってきたものに対し、本人からさらに状況を聞き取って把握し、解決に向けて取り組んでおります。また、日常的に相談箱を設置したり、学校内外の相談窓口を児童生徒及び保護者に周知したりして、情報の収集、把握に努めております。 なお、市教育委員会としましては、いじめ認知件数及びその対応について、毎月、学校からの報告により把握するとともに、必要に応じて指導、助言をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) 次に、生徒に1人1台のパソコンが支給されて、これテレビ報道での話なんですけれども、支給されたパソコンでいじめにつながるような投稿があったとか、そんなことが報道されておりました。このネットについての書き込みがあることも、可能性もあるわけですけれども、ネットの書き込みへの対応は当市としてされているのか、お伺いします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問にお答えします。 ネットの書き込みについての対応でございますが、千葉県環境生活部県民生活・文化課による青少年ネット被害防止対策事業、いわゆるネットパトロールというものが行われており、不適切な書き込み等があった場合には、すぐに市教育委員会に報告が入る仕組みとなっております。その報告が入りますと、私どもで各学校に情報を伝え、対応を行っておるところです。これにより、早期発見、早期対応を行っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) このネットなんですけれども、スマートフォンを児童生徒が、小学生高学年、中学生等持っていらっしゃると思います。柏市の学校と警察との連携の中で、所持率、所有率というか、その辺の調査をして、もっとスマートフォンで、例えばSNSで知らない人と会ったことありますかとか、やり取りしていますかとか、実際会ったりしたりしている実態も、これいじめとは別なんですけれども、スマートフォンの所持率についての調査というのは学校で把握されているのか、お伺いします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問にお答えします。 平成27年度に市内小・中学校で一斉に調査を行っており、その時点で小学校高学年で26.8%、中学校で68.1%の児童生徒が携帯電話またはスマートフォンを持っているという結果でありました。それ以降は、各学校が必要に応じて個々に調査を行っている状況でございます。 なお、参考例としましては、昨年度、ある小学校で行った調査では、小学校高学年の所持率は21.9%でした。また、今年度、ある中学校で行った調査では96.2%の所持率であったことから、中学校では大きく所持率が上がり、ほとんどの生徒が携帯電話またはスマートフォンを持っていると把握しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) そういった所持率が非常に高いということで、それによってSNSによるいじめというのをやっぱり発見率も警察のほうでやっていただいているんですけれども、実態をしっかり調査しながら、その使い方についても講師等を依頼して、先生方の知識とはまた別にそういったこともやっていただければなと思います。 いじめに関しては、教育に関する事務管理及び執行状況とか点検評価報告書を毎年頂いております。それで、平成28年度まで数値的なものがあります。それ以前はいじめ防止の法がなかったものから、少したってから数値的なものは計上されております。そう考えると、やっぱり時代とともにその状況が、いじめの件数が非常に増えているというのも確かじゃないかなと思うんですけれども、教育委員会としていじめ未然防止のための施策はどのようなことをされているのか、お伺いします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問にお答えいたします。 市教育委員会としましては、毎年、小・中学校へ学校教育指導の指針を示し、いじめ防止に関する教職員研修や生徒指導体制の確立、組織的・計画的な対応を求めております。これを受け、学校現場において様々な未然防止の取組を行っております。 一例を挙げますと、教育相談機関における全校児童生徒の個別面談、道徳授業の充実、生徒会や児童会による命を大切にするキャンペーン、縦割りグループ活動、地域の人権擁護委員を講師としての人権教室の実施、いじめ撲滅のための自分たちの決意を発表し合ういじめゼロ宣言など、教育活動全体を通して様々な形でいじめ防止に取り組んでおります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆9番(武田光由君) ありがとうございます。学校の入学式等でいじめ宣言、防止宣言というんですかね、これも教育長の気持ちとしても、一般的にお祝いの席でちょっと暗い話というのは非常にやりづらいということも思います。しかしながら、時代とともに絶対あってはいけないという事柄であります。その場を考えて大人がやることですので、これは致し方ないんですけれども、だけど起きてしまってからでは遅いという、仮に何か自殺するような子がいれば取り返しのつかないことになってしまいますので、その辺含めながら、教育現場の中でいじめ防止の対策をよろしくお願いしたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君の一般質問を打ち切ります。 続いて、苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔15番苅谷進一君登壇〕 ◆15番(苅谷進一君) 初めに、現在進行中でありますコロナウイルスの問題に対応している市職員並びに市民病院関係者、国・県の職員及び全国の医療従事者の方々に敬意を表するものであります。また、この問題で国内でお亡くなりになられた方々に、御冥福をお祈り申し上げる次第であります。また、現在この問題は進行中であり、昨今はオミクロン株も発生しております。さらなる取組をお願いしたいと思います。 次に、執行部の皆様方には、今日まで財政健全化、病院事業の健全化に取り組んでいることに対し、敬意を表する次第であります。しかしながら、今後の匝瑳市の財政はまだまだ厳しい状況であることは変わりありません。今年も財政調整基金が減っております。病院の老朽化、経営は予断を許す問題でないことは明白であります。執行部、議会が一丸となって、財政問題、病院問題に対応して取り組んでいくことが必要であると考えます。 また、現在、匝瑳市の課題であるごみ処理問題の中継処理施設の方針についても、至急問題を解決しなくてはなりません。執行部担当課も大変ですが、市民のため最大限の協力をお願いしたいと思います。 財政健全化には一定の理解を示しますが、財政調整基金が減少しています。今後の財政を考えると、このままでは数年で財政調整基金が危機的状態になると思います。さらなる慎重な財政運営が必要です。 次に、昨今、毎日のように報道で、高齢者による交通事故問題など、事故が多発しています。高齢者の交通手段については、本市ではどのように取り組んでいるのでしょうか。現在、本市でも公共交通の見直しに関して取り組んでいるところです。至急取り組んで、結果を出していただきたいと思います。 ともかくコロナウイルス関連でいろいろな問題が発生しています。執行部が一丸となって、様々な問題に対応していただきたいと思います。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問をさせていただきます。 まず第1に、財政問題から本年度の財政と次年度財政問題について、第2に、医療問題から市民病院について、第3に、環境衛生問題から広域ごみ処理施設について、第4に、環境生活問題から公共交通問題についてお伺いいたします。 それでは、まず初めに、財政問題についてお伺いいたします。 現在のコロナ問題による財政的影響があると考えます。昨年度の決算ですが、かなり厳しいものであると推察しました。また、この間、本年度も同様であると考える中、そこでお伺いしたいのですが、まず一つとして、財源である税収の状況は現状いかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。市税、国民健康保険税に分けて御説明いただきたいと思います。 次に、今年度の事業の進捗状況はいかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次年度の財政について、編成はいつから始まるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 それでは、第2に、医療問題から市民病院についてお伺いいたします。 経営の再建を進めておりますが、令和2年度の決算まででかなり厳しい状況ではありました。この状況下で、現在どのように再建に取り組んでいるのか、御説明ください。 次に、近年5年間に関わる交付税措置された額について御説明いただきたいと思います。 次に、来年度の予算もかなり厳しい運営状況ではあると私は推察します。さらなる具体的な今後の収益増を見込んだ戦略計画を立てなければなりませんが、新たな計画はあるのでしょうか。これは国・県のほうの方針でなく、独自の方針についてお伺いしていますので、あればその点、御説明いただきたいと思います。 次に、病院の運営状況は財政的に資金ショートするようなことはないのか、御説明いただきたいと思います。 次に、昨今の感染病の対策について、現在、病院の体制についてどのようになっているのか、現状をお知らせください。 次に、病院における次年度予算計画は進んでいるのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 次に、環境問題、衛生問題から、広域ごみ処理施設についてお伺いします。 まず第1に、広域ごみ処理施設の運営状況について御説明ください。 次に、中継施設に関して、近隣施設解体または今後のスケジュールについて御説明いただきたいと思います。 次に、最終処分場の閉鎖についてはどのように進んでいるのか、御説明いただきたいと思います。 次に、公共交通問題についてお伺いします。 現在検討中の地域公共交通活性化協議会ではどのような進捗状況なのか、御説明いただきたいと思います。 また、先般公表された市内循環バス再編計画について、要旨を御説明いただきたいと思います。 以上で私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、財源であります税収の状況についてのお尋ねでございますけれども、直近の本年10月末現在における市税及び国民健康保険税の調定額を昨年度と比較いたしますと、市税では、昨年度が約40億5,100万円に対し本年度は約39億5,400万円と約9,700万円の減額となっております。また、国民健康保険税では、昨年度が約13億8,900万円に対し本年度は約13億4,900万円と約4,000万円の減少でございます。自主財源の根幹をなす市税等の減収につきましては本市の財政運営に影響することから、市といたしましては、より一層の収入確保に努めてまいります。 次に、今年度の事業の進捗状況についてでございますけれども、市税等の減収により本年度に計画されております事業への影響が懸念されるところでありますが、これまでのところおおむね計画どおりに進んでおります。 なお、事業の執行に当たりましては、その効果等を十分に検証し、徹底した経費の削減と併せ、国・県の補助事業だけでなく様々な制度を活用するなど、財源の確保に努めてまいります。 次に、広域ごみ処理施設についてのお尋ねでございますが、本年4月から本格稼働した東総地区クリーンセンターにつきましては、現在のところ特に問題はなく運営されているとの報告を受けております。 次に、中継施設整備に伴う既存施設の解体及び今後のスケジュールについてでございますが、匝瑳中継施設の整備に係る旧松山清掃工場の施設の解体につきましては、東総地区広域市町村圏事務組合が実施をする事業として解体撤去工事発注仕様書作成等に係る委託業務の入札が行われております。この入札は一般競争入札で行われ、4者からの入札の結果、落札者は八千代エンジニヤリング株式会社千葉事務所で、落札価格は消費税を含め935万円でありました。この委託業務により本年度中に解体撤去工事発注仕様書の作成が行われ、令和4年度から解体工事に着手することが予定されております。 また、令和5年度に匝瑳中継施設整備に係る実施設計が予定されており、令和7年度には旭市の既存施設解体撤去工事発注仕様書作成等による委託業務が予定をされております。 なお、銚子市の既存焼却施設解体撤去につきましては、これまで先送りする方針でありましたが、循環型社会形成推進交付金の制度改正があり、令和3年度中に着工することを条件に交付対象事業となったため、新たに行う事業として組合で検討を行っております。 次に、最終処分場についてでございますが、匝瑳市ほか2町環境衛生組合が管理する一般廃棄物最終処分場につきましては、廃止基準に達するまでの間は環境衛生組合において廃止に向けた手続と管理を行ってまいります。現在は、環境衛生組合において最終処分場の周辺環境測定及び水処理施設の保守管理、地下水中のダイオキシン濃度の測定及び観測井戸の水質測定等を委託して行っております。 また、本年度は最終処分場の覆土等を行うための最終処分場埋立完了計画設計委託業務が実施されており、この埋立完了計画を基に、来年度以降、工事に着手することが計画されております。 来年度以降の経費につきましては、通常の水処理施設の管理や環境測定業務等の委託費に加え、覆土工事の事業費等が必要となりますが、工事費については現在のところ未定となっております。 最後でございますけれども、今後の市内の公共交通問題についてのお尋ねでございますが、現在、匝瑳市地域公共交通活性化協議会では、新たな公共交通施設を実施していくため、匝瑳市地域公共交通利便増進実施計画を今年度内に策定すべく協議を進めております。 この計画では、昨年度に策定した匝瑳市地域公共交通計画の地域課題を踏まえた基本方針を考慮し、地域の交流と地域の活力を支える利用しやすい持続可能な公共交通網の構築について検討を行っているところであります。 今後、市といたしましては、策定された計画に基づき、国・県及び関係機関等と調整いたしまして各施策に取り組んでまいります。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては病院事業管理者及び担当課長、事務局長から御答弁を申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、経営再建の取組と感染症に対する病院の体制についてお答えいたします。 初めに、現在どのように病院経営再建に取り組んでいるかとのことですが、市民病院では、これまで新改革プランに基づく経営改善に取り組み、一定の成果を上げてまいりましたので、現在もこれまで進めてきた経営改善策を継続することとしております。しかしながら、コロナ禍でまだ患者数の安定確保が難しく、医業収益は減少しておりますが、発熱外来、コロナ陽性者への入院対応、PCR検査の実施など、コロナ対応を全面的に行うことで補助金等の収益の確保に努めております。 一方、費用面では、感染対策を徹底するために節減することが大変難しい部分がありますが、医療機器等については方針を可能な限り先送りするなど、歳出の削減に取り組んでおります。 次に、感染症に対する病院の体制についてですが、発熱外来については継続して行っており、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている現在でも、毎週15人前後の患者を診察をしております。入院に関しては、10月21日に千葉県の病床確保計画において香取海匝医療圏がフェーズ1となったことから、当院での病床確保義務がなくなっております。 今後、オミクロン株の流行、そして第6波の到来ということが十分想定されますので、その感染状況に応じた千葉県からの要請に対して適切に対応できるように準備をいたしまして、市民病院としての役割を果たしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) 私からは、次年度の予算編成の時期についてを御答弁させていただきます。 令和4年度の予算編成につきましては、本年10月19日に庁議を開催いたしました。その庁議の中で令和4年度予算編成方針、これを決定をし、同月21日に各所属長等を対象にいたしました予算編成方針説明会を開催いたしました。 その後、各課では新年度の予算編成方針及び予算編成要領に基づいた予算編成作業を行いまして、先月11月19日をもって各課からの予算要求書の提出を締め切ったところでございます。 現在、財政課におきまして取りまとめ作業を行っておりますけれども、今後、年内に財政課長査定、また年明けには市長査定を行った上で予算を調製する予定であります。 以上になります。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは、交付税措置された金額について、収益増の新たな計画について、また運営に当たって資金ショートが出ないのかということについて、また次年度の予算計画についてをお答えさせていただきます。 初めに、直近5年間に交付税措置された金額についてですけれども、平成28年度から令和2年度までの5年間の市からの繰入金に対する交付税措置額をお答えさせていただきます。 この5年間で、市からの繰入金28億7,277万7,000円に対して12億6,719万3,000円が交付税措置されておりまして、交付税措置率は44.1%となっております。 次に、収益増の新たな計画に関する独自の方針についてというお尋ねですが、先ほど病院事業管理者から答弁申し上げましたとおり、これまで新改革プランに基づき経営改善に取り組み、一定の成果を上げてまいりましたので、今後もこれまで進めてきた経営改善策を継続していきたいと考えております。 なお、これまでも次期改革プランの策定見込みというのが未定であるという旨を申し上げておりましたけれども、この12月10日に総務省の諮問機関から示された公立病院に対する次の改革プランの策定についての中間取りまとめ案によりますと、2023年度中までに各公立病院は新たに経営強化プランなるものを策定することが義務づけられることになることから、当院でも国の指針に基づきプランの策定を進めてまいりたいと考えております。 次に、病院の運営に当たって資金ショートすることはないのかというお尋ねでしたけれども、令和2年度決算では医業収益が減少し、さらに特別損失を計上したことにより、純損失として5,450万円の赤字となりました。一方、コロナ関係の補助金の受入れというのがございましたので、経常損益自体は1億3,970万円ほどの黒字となりましたので、3億410万円の期末資金残高を計上することができています。 令和3年度については、現在の状況からの推計では経常赤字となる見込みですが、キャッシュフロー自体にはそれほど大きな動きはないものと試算しているところですので、少なくとも今後数年間は資金ショートすることはないものと考えております。 最後に、次年度予算計画についてですが、令和4年度についても、当分の間はコロナの影響を受けることが避けられずに厳しい経営環境となることが予想されます。そのような中でも、市立病院として市民に対して質の高い医療を提供していくことが使命でありますので、収入の範囲内の費用で安定した医療を提供できるよう、経営の健全化を進めていかなければなりません。 令和4年度の予算編成に当たっては、新型コロナウイルス感染症への対応と通常医療への対応に配慮しつつ、収益面では外来患者の受入れ拡大や病床の効率的な運営を通じて収益確保の取組を進めるとともに、費用面においては購買価格の見直しや材料費の節減などにより、引き続き効率的な予算の執行に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 塚本税務課長。 ◎税務課長(塚本優君) 私からは、税収の状況につきまして、市長答弁に補足をさせていただきます。 初めに、市税の収納額についてでございますが、10月末現在における市税の調定額は約9,700万円の減少となっておりますが、収納額は収納率が前年度と比較し0.15ポイント上昇していることから、約5,800万円の減に抑えられております。 次に、国民健康保険税の収納額についてでございますが、調定額は約4,000万円の減少となっておりますが、収納額は収納率が0.33ポイント上昇していることから、約1,100万円の減に抑えられております。 先ほど市長答弁にもございましたが、今後も適正な賦課徴収を継続いたしまして、より一層の歳入確保に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは、広域ごみ処理施設について、それから今後の市内の公共交通問題について、市長答弁に補足させていただきます。 初めに、広域ごみ処理施設及び中継施設へのごみの搬入車両の台数についてでございますが、組合が取りまとめた速報値の本年4月から9月末までの平均では、東総地区クリーンセンターでは1日当たり平均252台、匝瑳中継施設では1日当たり平均46台、旭中継施設では1日当たり平均198台となっております。 また、4月から9月末までのごみの総搬入量は、月平均で5,182トンであります。このうち匝瑳中継施設への搬入量は月平均で111トン、旭中継施設への搬入量は月平均で212トンとなっております。 次に、東総地区広域市町村圏事務組合が実施する旧松山清掃工場の解体撤去工事発注仕様書作成等に係る委託業務の内容でございますが、委託業務の仕様書によりますと、1、汚染物等の事前調査、2、解体撤去基本計画書の作成、3、解体撤去設計事務、4、解体撤去工事見積仕様書の作成、5、見積設計図書の比較検討、6、解体撤去工事発注仕様書の作成、7、解体撤去工事設計書等の作成、8、財産処分報告書の作成、9、その他必要な届出書等の作成が主な業務となっております。 次に、今後の市内公共交通問題についてのお尋ねでございますが、匝瑳市地域公共交通活性化協議会につきましては、本年度これまでに3回、4月、7月及び10月に開催しております。第3回協議会におきまして、市内循環バス、デマンド型交通、地域交通利用料助成事業の3形態を合わせて市内公共交通網を構築していくこととされました。 今後の協議会の開催予定でございますが、来年1月及び3月の2回を予定しており、1月に市民を対象とした説明会を開催した後、さらに具体的な事業内容の検討及びその実施に係る協議を行います。その上でパブリックコメントを実施し、3月の協議会で計画の策定を予定しております。 次に、市内循環バス再編に係る要旨についてでございますが、市内循環バスの再編におきましては、利便性の向上と効率的な運行となるよう路線、ルートの見直しを行い、地域交通利用料助成事業との役割分担を図りながら、デマンド交通など新たな交通手段との組合せを加えた再編成を検討しております。 具体的には、循環バス現行6路線から5路線に再編し、運行ルートの短縮と車両の小型化を検討しております。その上で不便になったエリアにつきましては、デマンド型交通を導入し、さらにデマンド型交通の利用もできない場合を想定し、高齢者に対しましては引き続き地域交通利用料助成事業、タクシー券の事業も継続して行うといった内容で協議されております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 詳細な説明ありがとうございました。 まず初めに、財源問題である税収については、御説明があったとおり、課長から説明があって抑えられているということではございますが、この減った分に対して最終的な減った分はどういうふうに対応していくのでしょうか、スタンスだけをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 塚本税務課長。 ◎税務課長(塚本優君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。 税務課といたしましては、先ほども御答弁させていただきましたが、今後一層、収納のほうを努力をいたしまして、収納率向上を目指して財源のほう確保に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えをさせていただきます。 歳入であります市税等、減収した場合の対応でございますけれども、歳出の削減ということをまず第一に考えていきたいと考えます。 以上になります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) なかなか歳出の削減のほうも難しいと思いますけれども、財政課、税務課、十分共に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 それで、先ほど財政課長から御説明ありましたスケジュールに伴って、いろいろと予算編成をやっていただいております。その中で、今現在における、概略で結構なんですけれども、予算規模、要求、御存じのように例年、大体の規模は決まっているわけでありますけれども、各課から出ている財政規模に対する予算要請はどのくらいアップしているのでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 来年度、令和4年度は、市長が冒頭申し上げましたように骨格予算となることから、これまでの予算規模とは若干異なります。 現在、要求段階でございますけれども、歳入歳出要求ベースで約11億5,600万円ほど歳出の超過となっております。 以上になります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしても11億円って額になりますと、通常の予算規模で言う7%から8%オーバーしている状況だと思います。単純によくやる歩切りじゃなくて、よく精査していただいて、その辺の交渉を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 大川財政課長。 ◎財政課長(大川純一君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 ただいま財政課内で予算調製、またこれから各課との査定等を経まして、極力、歳出の削減に努めてまいりたいと考えます。 以上になります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 財政に関しては、十分慎重に次年度予算の編成に当たっていただきたいと思います。 それでは、次に、病院の問題についてお伺いします。 昨今、皆さん、各議員から一般質問の中で、病院の建て替え問題等、いろいろ出ております。 まず初めに、その再建状況に鑑みまして、先ほど答弁いただいたのは十分理解するところでありますけれども、今回、先ほど局長から答弁のありました12月10日に総務省から新たに出た改革策定プランというのがございました。この経営強化プランについてですが、これはやっぱり今の段階で国から出たもので、我々議員、分かっていなかったと思うんですが、今後一応、議員に資料を添えて配っていただきたいと思いますが、そのほうが今後の対応に対して病院の内容を熟知する上では必要だと思いますが、その辺、局長、議長と対応していただけるかどうか、お聞かせください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今の苅谷議員の御提案というか御質問ですけれども、国の諮問機関からそういう中間答申案が出たというところのニュースでしかまだ私どもも知っておりませんで、また実際に議員の皆様へ、こういう内容で出ましたというのがきちんと入手できましたら、そのときはまた議長と市長、御相談の上で提出させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 私、答弁があったからもうできているものだと思ったものですから、その辺はやっぱり慎重に答弁していただかないと我々としては勘違いします。 それで、まず初めに、建て替え問題については、私、この間の議会で、太田局長にちょっと確認したいんですけれども、このコロナ禍で市長が建て替えに向けて走るということは、それは理解するんですけれども、判断するのが早いですよって言ったと思うんですが、そうじゃなかったですか、太田さん。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) そうですね、たしか苅谷議員のほうからの発言ございましたけれども、やはりこのコロナ禍でというところの時期的な判断のこと、その辺のところでの答弁だったのかなというふうな記憶はしております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 私は病院の建て替えを反対するものじゃございません。ただ、いろんなスタンス、いろんなやり方があるということが今までの私の一般質問の経緯であるわけですけれども、そこで今回、この建て替え協議を市長判断でやられていると、それは結構なんです。ただ、相当いろんなことを熟知した上での判断材料をつくっていかなきゃならないと思うんです。 その点で、県が出している地域医療構想がありますよね。これに絡めたことについては、その検討の中でしているのでしょうか、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 県のほうで定めております地域医療構想の中で、香取海匝医療圏における必要病床数というのは県のほうで定めております。それを、確かに今の香取海匝圏にある病院の病床数を足すとオーバーしておりますし、それぞれ例えば高度急性期、急性期、回復期、それぞれ必要な病床数を県のほうで定めております。 ただ、現在、匝瑳市民病院が、前回検討している際に病床数を当時100床でしたけれども、100床ということで計画している際に、県のほうからこの地域医療構想にそぐわないからそれについて認められないですとか、そういった話はございませんで、むしろ当時匝瑳市民病院が病床110床というところから減らしていきますというところで、そこについては県のほうでも減らすということでの病床数100ということについて、特別、県のほうから指導が入ったりとか、そういったことはございませんでした。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 太田市長、長年、一般質問をいろいろやらせていただきましてありがとうございました。私も剣道の大先輩でありますので、いつも気合を入れて太田市長には質問をしていたわけですけれども、これが最後になっちゃうということは非常に寂しい限りであります。また今度、道場で剣を交えながら、いろいろな御意見を賜りたいと思います。よろしくお願いします。 そこで、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、市長、先ほどの答弁、いろいろ聞いていますと、判断を早めにしますということは分かるんですよ。ただ、先ほど私が申し上げたように、県の構想、それから経営、それから病院の医師確保、いろいろ問題があるんですね。だから、市長としては最後に全部まとめてやり遂げたいというのは分かるんですけれども、そこまで拙速にすべきではないと思うんですよ、私は。なぜかというと、まだコロナ問題も解決していない、それから先ほど来、いろいろ昨日の答弁聞いていますと、例えば旧小見川病院とか、そういう参考になると。ところが、これ診療科目とか、やっぱり内容も大分違うんですよね。 そういうことも近隣で、県内で鴨川病院とか検討はされているようですけれども、もうちょっと幅広く全国的な規模、内容を合わせた検討も必要だと私は思います。だから、慎重に判断してやっていかなきゃならないと、その上で私は新病院を建てるべきだと思っています。その辺、市長、どうお考えですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私も病院建て替えについては、4年間、経営健全に向けてひとつ頑張ってくれと、その成果を持った中で判断をしようということで、4年間、関係者に対しましては慎重に検討しろというような含みも持って対処をしてきたつもりであります。それがお示ししておりました4年後の令和2年度の決算を見まして、これならもっと頑張ればいけるんじゃないかというような形で判断をしたわけでありますので、拙速な判断ではないというふうに私は思っております。 この間4年間、ずっと判断をしてきた、検討してきた中で、9月の議会で表明させていただいたというわけでありますので御理解をいただきたいと思います。ただ、そのような拙速だと、もう少し研究不足だというような声というのも十分私も頂戴いたしまして、これからも検討をしていきたいというふうに思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、ちょっと話が混同しちゃっていると思うんですけれども、方向性で建て替えることに対しての方針を出すのはいいんですよ。私が言っているのは、失礼な言い方ですけれども、任期中にもうこの結論をもって建て替えますって判断はまだするのはちょっと大変かなと思って、それを今言っているんです。だから、それに対してやり遂げますというのは分かるんだけれども、いろんな状況もやっぱり加味していただけるというのは今言っていただけましたので、そこの判断が例えば拙速になっちゃうと駄目じゃないかということなんで、そこをちょっとお答えいただきたいと。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 足らなかった部分もあろうかと思いますけれども、どう考えても私の任期中に、これスケジュールにのっとった格好で建築、再建に向けて工事をしていくんだというのは、それはもう無理なスケジュールであります。ですから、私の任期中にはなるべくレールに乗せたいというような形で考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) そう言っていただけると非常に分かりやすくて、昨日とか議会の内容を聞いていても、一般質問を聞いていても、そこまでの明確なところじゃなかったんですよね。方針を出したいと思いますとか、そういうイメージだったものですから、私は再確認をさせていただきました。 ともかく地域の安全、医療を守るためには必要だと思っております。しかしながら、もっともっと、この間、市長が近隣の首長さんところ行っていただいて、いろいろ御相談をされたということです。しかしながら、この地域医療構想を考えると、やっぱりどういう形にしても統合したりとかということはしなきゃならないと。ですから、今、市長が検討していただいていることを基礎に、レールに乗った上で、やっぱり近隣との交渉を進めていきながら進めるべきだと私は思っています。 ですから、そういう意味では、この地域医療構想にのっとった形、ただ申し訳ないけれども、私、この間ヒアリングを太田局長にしたら、何か県はこれに対して一切口を挟まないということだったんですよね。それで太田さん、間違いないですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) はい、そのとおりです。県としては、個々の病院の病床規模ですとかというのは経営の根幹に関わることだと考えておりますので、そこについて減らせとか、そういう介入はしないということが現在のスタンスです。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ただ、これ国・県もちょっと無責任といえば無責任なんですよね。やっぱり先ほど来、国が経営に対しての口を出す、県もこの医療構想に口を出すということであれば、市長、もし最後にあれだったら、知事に地域の医療構想を国・県と折衝して予算をもってきちっと再構築できる形のことを、指導力を持ってやっていきたいということをできれば陳情していただきたいなと思います。それはちょっと答弁結構です。時間的にどうかという問題もありますので。いずれにしましても、かなりまだまだちょっと精査していかなきゃならないことはあると思います。 そこで、ちょっとお伺いしたいんですが、このコロナ対策のときに、国は一般企業に対しては3%ぐらい給料を上げろとか、いろいろ言っているわけですよね。ところが、この間、人事院勧告では給料を下げたわけですよね、我々。病院のスタッフに対して、やっぱりこういうコロナ対応で大分苦労をされていると思うんですけれども、今後、人事院勧告を含めて、こういう対象者に、民間は給料上げろ、だけど官は下げた、そういう今後、民間にのっとって給料を上げるような話って今内々にあるんですか、太田さん、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 人勧の取扱いについては、市と同様の取扱いということで期末手当の削減を行いました。 今、今後のことということで議員の御質問ですけれども、まだ不確かな情報なんですけれども、現在、コロナ用の病床の確保補助金というのが出ておりますが、今現在は出ていないですけれども、それをコロナ病床を確保しているときには病床確保に対する補助金というのがあるんですけれども、今度の1月以降にそういった補助金を受ける団体については、その一部を職員の処遇改善に充てなさいというような通知も来ておりまして、ただそれを具体的にどのように使っていくのかというと、一切そういった細かい情報は来ておりませんが、そういう情報が来ておりますので、状況によってはその補助金を受けるために一部処遇改善が必要になる可能性はございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いや、まさにそこなんですよ。私もちょっと違うところからそういう情報を得たので、その処遇改善、病院の職員の処遇改善をするには何らかしら対応することもあると思うんですね。その点は、一応基本的には病院長をはじめ事務局のほうで取り組む予定で出た場合はおりますか、太田さん、答えてください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 補助金を受けるための要件の一つとなるということであれば、それはそういう処遇改善に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ぜひその点については取り組んでいただきたいと思います。 先ほど答えていただいたのは大枠のことですが、交付税措置についてですが、太田さん、事前にヒアリングしたときに5年間のことで私ちょっと話していたんですが、今回は令和2年度の内容を見ますと繰出額が約7億900万円弱になっていると、内容を見ると、これに対してはコロナの費用が約1億5,600万円くらいあると、その中で措置率を見ると約44%と、これってどうです、正常なんですか。
    ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) これに関しては、基本的には総務省の基準に基づいて繰り出していただいたものに対しての交付税措置ですので、おおむね国の想定している交付税での負担している率だというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 元来、私がよく病院の経営に対して述べているのは、基準内繰入れで済むことがベストですと言っていると思います。 それで、来年度、今、先ほど財政課長からも答弁あったように、予算編成をやらなきゃしようがないと、病院に対しても。先ほど聞くところによると、やっぱりコロナ対策も含めて非常に厳しいんじゃないかということを太田局長はおっしゃっていました。それで、今回、財政に出した予算要求というのは、ある程度その規模の余裕を見て予算請求をされたんですか、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 財政のほうとの調整というのは、まだこれからということになっております、病院に関しては。ただ、繰り出しに関しましては基準内にとどめるということで、財政課等とお話はしております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) そうであればいいんですけれども、ただコロナ禍のところで余分な予算も出るかと思いますので、その辺は財政課と今後、慎重審議をお願いしたいと思います。 病院については以上です。 次に、広域ごみ処理問題について御確認をさせていただきたいと思います。 先ほど運営状況につきまして、鎌形環境生活課長から補足説明ありました。前回も私お話しした中で、ごみの量が当初の計画より増えているというところであったと思います。その辺に関しまして、先ほどの数字、私、前回の数字、ちょっと持っていないんですけれども、ごみの量は計画より増えていますか、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの議員の御質問にお答えいたします。 ただいまちょっと計画の数字を持っていなくて申し訳ないんですが、おおむね計画どおりというような状況の報告は受けております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 鎌形さん、申し訳ない、後で確認してもらいたいんですけれども、計画より増えているはずです。 昨今、我々、広域議会行っていて問題になっているのは、例の産廃が入っている件ですね。要は市長も報告受けていると思いますが、計画にない量が増えているのは、一部産廃が紛れ込んでいるというのは事実だと思います。これに対して、副管理者である市長には、その後、何か報告ありましたか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 広域議会の中で、苅谷議員の一般質問の中で、産廃が混ざっていたということを私も初めて知りました。その後、事務局のほうでは調べまして、やはり産廃がかなり混入しておるというような報告は受けております。ただ、その後の対策ということについては、まだ私のところには来ておりません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 私はあのとき、太田さんも聞いていたと思うんですけれども、ともかくチェックをもう人海戦術でもやっていただいて、それからその業者には、本来であれば一般の道路とかに産業廃棄物を捨てたら、これもう逮捕要件ですよね。だけど、それに対して、前回やった業者に対しては罰則はしていないと思うんですよ。ですから、広域ごみ処理に関しては始めたばかりですから、そういう業者には罰則をしてもう出入り禁止するくらいのやっぱりきついことをやっていただかないと、私はしようがないんじゃないかなと思うんですよ。 そこで、また21日、我々、広域議会ございますから、それ終わった後に、質問の場というのは今回はちょっと内容が違いますので、質問はできない部分はありますので、できれば首長間でそういう論議をしていただいて、今後、そういうことに対する対応していただけるかどうか、お願いできるかどうか、市長、御答弁お願いします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私のほうからも、管理者のほうにその旨伝えておきまして、相談をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 中継処理施設に関しては、確かにもうやっていかなきゃならないということで、解体もやらなきゃならないと。今回、匝瑳市の現状のごみ処理場の解体については、この間予算が出て850万円で設計コンサルを取ったらしいんですよ、市長御存じかどうか分からないんですけれども。それに対して、どういう形で解体をするかというのはいいんですけれども、私もう1回ちょっと確認しておきたいんですけれども、この今の1市2町環境衛生組合の建物は、今回、土地建物は匝瑳市で購入するわけです。それで、最終的な解体費用に関しては、前も確認しましたけれども、もう一度確認をしたいんですけれども、これは広域ごみ処理事業の中で広域組合で解体をするということで、市長、間違いないですよね。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 実はその件につきまして、12月1日の首長会議が終わった後、環境整備課の課長から、1市2町の環境衛生組合の解体について課長会議を開きたいという発言がありましたので、そういう検討をすることはいいだろうということで担当課長会議をやると、ただし松山清掃工場の解体は匝瑳市と多古町、横芝光町でやるということはその計画から全く正反対の方向に行くので、そのような話であれば匝瑳市は反対であると、予定どおり松山清掃工場の解体施設は組合でやれということで、私の意見だということで申し添えてあります。 ですから、ちょっと銚子の中継施設がそろそろ21日の議会で諮られるわけでありますけれども、その後、何か動きが、松山清掃工場の解体はそちらのほうでやったらどうだというような機運が出てきたのかなというふうに私は懸念しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 浅野議員も石田議長も私も行っていて、今までそんな話は一言もないですよね、はっきり言って。あくまでこの広域ごみ処理事業は、広域組合でやるというのが原則でやっているわけですよ。それを今、銚子市がいきなり自分らは補助金を使う、だけど匝瑳市はもともとの組合でやれって、そんな勝手な話は市長、あり得ない。市長に言うことじゃないけど、これはっきり言って。恐らく銚子市の議会もみんな私の質問は聞いているらしいですから、ここで声張り上げて言っておきますよ。とんでもない話。 広域議会でやると決めた以上は、銚子市の21日の了解を取るに当たっては、このことをはっきりさせておかないとまずいと思います。私は21日の議会では、それをちゃんと申し上げたいと思います。そこは副管理者としてよく聞いていただいて議事録に残しておかないと、これはまずいですからね、はっきり言って。今になって1市2町の多古町さんと横芝光町さんに解体費用は負担してくれって、こんなばかな話はないです。そこだけは市長、申し訳ないんだけれども死守していただきたいと思いますので、改めて終わった後の管理者会議で言っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私も先ほど申し上げましたように、首長会議の中でその話で担当課長会議をやるならばはっきりとそれは駄目だと、会議はやってもいいけれども匝瑳市は予定どおりに計画どおりにやってもらいたいということをはっきり言ってありますので、またその担当課長会議が開かれた場合には、担当課長会議に出席する課長にも、匝瑳市そして私の気持ちも十分伝えるように対処していきたいというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ぜひその方向でお願いします。いずれにしましても、広域問題は広域でやっているわけですから、広域で処理していただきたいと思います。 内容を見ますと、解体の内容も、銚子市前に出したのと全然変わっていないんですよ、自分らで設計やっているとか言って。何か自分らはいいようにやって、しかしほかは自分らでやってくれって、そんなことあり得ないので、そこら辺、十分御確認をお願いします。 最後に、公共交通について再確認をさせていただきます。 今回、路線の見直しと一緒に車両も更新しなきゃならないと思います。その中で、昨今、御存じのように、車両に関してはEV化しているところもありますが、その辺は検討の中に入っているのでしょうか、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 現在、循環バスの導入計画を策定しておりますが、その中で導入する車両につきましては、現在走っている日野のポンチョといいます同様の規格のものと、トヨタで言うとハイエース、日産で言うとキャラバンといったクラスの車両の導入も検討しております。 さらに車両のEV化につきましても、バスの運行事業者、それから実際に自動車を販売しています日野自動車の営業等とも、いろいろ意見交換や現状を調査しているところでございます。 今後、ゼロカーボンシティ宣言、または世界的な流れの中でのEVの普及というのは進んでくると思いますので、導入までの間、それらについても検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) EV化は、脱炭素化の問題に対してやっぱり取り組んでいく重要な問題であると思いますので、その点、検討はしていただきたいと思います。 それで、今回、路線が1路線減るという答弁だったと思うんですけれども、国の方針としては、やっぱり路線を再編するのを許可しなきゃならないということなんですけれども、何かその割に減っていないんじゃないかと思うんですが、その点どうなんですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの議員の御質問にお答えさせていただきます。 再編に当たりましては、実際のバス停の利用状況ですとか、利用者の状況を把握する調査を行っております。その中で、できる限り路線を短縮するという方法と、あるいは最大乗っている人数を把握しまして、その中での小型化ということを検討して行ったところでございます。できる限り合理的な運行となるよう、検討してまいった結果、今回の内容になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それに伴うデマンド化による車両は、何台計画しているんですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) デマンド型の運行につきましては、協議会の中では現在2台導入するということで検討しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それは恐らく委託するわけでありますけれども、ハイブリッドとかEV化に伴ったことも課題として検討していただけますか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えいたします。 現在、業者ともお話をしておりますが、現行考えているのは、現在保有している車両でデマンド型を行うということで、通常のセダン型、それからワンボックス型を今検討しております。先ほど来ありましたように、将来的な課題としまして、EV化についても、また業者と検討していきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしましても、公共交通、高齢化によって大変であります。さらなる早めの導入をお願いして、私の一般質問を終わります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 12月17日金曜日は総合調整のため休会とし、12月20日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後0時02分 散会...